中筋CO・CO倶楽部

中筋地区の紹介

中筋地区は豊岡市のほぼ中心に位置し、西に円山川、東に出石川が流れ、中央に里山である中山丘陵が横たわっています。人口は約1,800人と少なく、9つの行政区により成り立っていますが、高齢化率はすでに37.2%(令和4年3月末現在)となり、少子高齢の農村地帯です。 自然・文化・食物など豊かな資源と人の絆の強さを持つ地区の紹介です。

中筋地区の自然と文化紹介

大師山自然公園

中筋丘陵地帯には約900基の古墳がありますが、特に大師山には150基が集中しており、また古くから桜の名所、大師信仰の場として多くの人々に親しまれてきました。
この一帯をさらに広く活用してもらうため公園整備がすすめられました。今はキャンプ場として多くの方に活用されています。
毎年4月上旬に桜まつりが開催され多くの人で賑わいます。
施設—駐車場、炊事棟(水は飲料 不可)、テント場、トイレ、東屋 
利用-無料

中山丘陵ふれあいの森

南北2.8km、東西0.8km、標高最大123mの里山。この中に豊岡市でも有数の多くの古墳、史跡等がある貴重な山で、大師山自然公園まで2kmの遊歩道が整備されています。加陽城址、千眼寺跡、やぶつばき群落をはじめ眼下に加陽湿地、中筋地区一帯が展望できる展望台等が整備あります。

加陽水辺公園(加陽湿地・交流館)


豊岡市により、コウノトリ野生復帰や河川の自然再生など、人と自然の共生を象徴する拠点として整備された。園内には、多目的広場、遊歩道などからなる「湿地ふれあい広場」と、多目的室、屋根付広場などがある「交流館」が配置されている。加陽湿地と隣接しており、環境体験学習や企業のボランティア活動などを行うためのフィールドとして、また、地域づくりの拠点として利活用されている。

(参考:加陽湿地)
国土交通省の自然再生事業により整備された「加陽湿地」(豊岡市加陽 15ha)出石川と接続する大規模な開放型湿地と従前の水田に近い環境を復元しつつ山裾との連続性を確保する閉鎖型湿地とからなり地域と一体となって計画・整備・維持管理を行っている。平成26年より「加陽湿地水辺まつり」を開催している。

加陽城址

中山丘陵の北端の尾根に位置し、円山川と出石川の合流点を押さえる要所にある。城域は東西160m、南北160mを測る。南北朝時代から戦国時代まで存続していたと思われ、城主は加陽氏と推測されている。

加陽大市山遺跡(かやだいちやまいせき)

豊岡市指定文化財 加陽中山神社境内にあり、空海以前の密教の山林寺院と推定される。護摩堂と本堂とみられる建物からできており、護摩堂の礎石下から3種類32枚の銅銭が発見されている。鋳造された時代から室町時代から平安時代と思われる。

中郷朝日城址

中郷集落の東側尾根端、標高50mに位置し、城域は東西150m、南北90mと推定される。城郭の中心郭には中郷須賀神社が鎮座している。
築城起源は南北朝期とみられ国府、出石ルートにおける「繋ぎの城」であるとともに、漁網の土錘が出土しており、川漁師を生業としていたものではないかと言われている。

千眼寺跡(せんげんじ・せんがんじ)

加陽城の南、標高100mの丘陵の谷部に位置し、東西300m、南北300mと広い城跡がみられる。寺史・城史は不明、室町時代の遺物が表採されているが、縄張から鎌倉末~南北朝時代に城砦化したと見られる。天正年間に廃転し現在の明元寺、浄教寺、東楽寺に分院したといわれている。

東楽寺四天王立像

東楽寺は清冷寺区にあり鐘楼を兼ねた山門を有している。弘法大師開祖の寺で中には、国指定重要文化財に指定された四天王立像が祀られています。四天王は、仏を守るための4体の武神で持国天、増長天、広目天、多聞天すべてがそろっており、藤原中期のすぐれた作風を備えるとともに、すべて足下の邪気を含め桧材の一木彫成で体躯に重量感があり堂々としています
大正元年国宝に指定、昭和25年重要文化財に指定されました。

赤木家住宅と「赤木正雄展示館」

赤木正雄氏(1887~1972)は、引野出身の農学博士、政治家で東京帝国大学卒業後、内務省に入り、滋賀県瀬田川を手始めに、吉野川、淀川、立山山系、飛騨山系、六甲山系等全国の砂防工事を直接指揮し、世界的にもSABOが世界共通語になるほど多くの功績をあげられ「砂防の神様」「砂防の父」と呼ばれるようになりました。
その生家は明治3年の築造で、当時から幾多の洪水に悩ませられた地域であり、屋敷全体を2m嵩上げし避難民を受け入れる防災拠点としての役割をもっていました。2006年3月に国の登録有形文化財に登録されるとともに、2013年に赤木正雄氏の業績をたたえる展示館が生家の中に完成し誰でも見られるようになりました。

中筋地区団体の紹介

区長会、PTAから任意団体まで幅広い団体がありますので紹介します。

社会教育団体

中筋地区区長会
中筋地区(市谷・中郷・引野・土渕・沖加陽・下加陽・清冷寺・伏・八社宮)の9区長による協議会で中筋地区の主要な事項の協議機関です。
中筋地区農会長会
中筋地区(市谷・中郷・引野・土渕・沖加陽・下加陽・清冷寺・伏・八社宮)の9農会長による協議会で中筋地区の農政に関する協議機関です。
豊岡市豊岡消防団第9分団
地区における消防防災のリーダーとして、住民の安心と安全を守る重要な役割を担います。
消防団は、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、消火活動・救助活動を行います。
中筋子ども育成会
子ども育成会は、各区において幼児から中学生までの子どもを持つ親で組織され、地区の中で子どもを見守り育てる団体。中筋地区は各区の会長で組織し、星を見る会、卓球大会、体育祭の応援等活動している。
中筋PTA
小学校児童の保護者、教職員で組織する協議体家庭と学校と社会における児童の健康な成長を図るため施設整備、補導愛護、文化教養、体育保健の各分野で活動している。

学校通学路の清掃、登下校の見守り、教育講演会、スポーツ大会等実施
スポーツクラブ21とよおか中筋クラブ
スボーツを楽しみ各自の健康・体力を維持増進するとともに、青少年の健全育成と地域社会の連帯の実現に資するスポーツ活動・大会の開催、他機関団体が開催する大会等への参加・支援、地域づくりに資するボランティア活動等実施
豊岡交通安全協会中筋支部
一般財団法人兵庫県交通安全協会の豊岡交通安全協会に属し、地区の各種安全活動を推進している。また、体育祭、文化祭等区民が集合するときには、歩行者・車の誘導等安全確保の活動を実施している。各地区1名の交通安全推進員と高齢者推進員がおられます。
豊岡防犯協会中筋支部
公益社団法人兵庫県防犯協会連合会の豊岡防犯協会に属し、防犯知識の普及、高齢者の防犯対策、暴力の追放などの防犯活動を推進し、犯罪や暴力・非行のない安全で安心な明るく住み良いまちづくりに寄与するボランティア組織です。
中筋全体で11名の防犯推進委員がおられます。

地域任意団体

一般財団法人中保会
昭和46年に中筋地区出身の故金澤保氏から寄贈していただいた基金を活用し、中筋地区の子供たちの教育、高齢者福祉、地区活動を推進していくことを目的として設立された法人です。
中筋地区全体の敬老会開催を始めとして、小学校の教材助成、卒業記念品贈呈、地区事業への協賛、公民館活動支援、防災活動への支援を行っています。
中筋防犯グループ
多様な地区団体の参画と協働に基づく自主的な防犯活動の活性化・効率化を促進し、将来にわたって安全で安心な地域社会を築いていくことを目的とする。
構成は 中筋地区区長会  土渕駐在所  豊岡防犯協会中筋支部  中筋PTA   中筋小学校
中筋子ども育成会
主な活動は、夜間パトロール、子どもたちの見守り等
大師山自然公園協力会
市が行う市民ふれあいの場としての大師山自然公園の整備及びその管理運営に協力するため、各地区区長及び推薦者、地元引野区代表の19名の理事で構成
中筋新川土地改良区
明治3年に中筋地域の農地への用水源として日高の松岡に「松岡井堰(蓼川堰)を作り、延長約9.0kmの新川水路を建設。これにより230haの農地が潤うこととなった。 後に今森・江本地区が加わり、新川土地改良区がこの維持管理を行っている。

特産品加工団体

中筋生姜生産組合
コウノトリが舞う自然豊かな豊岡でショウガの特産品化を目指そうと、豊岡市中筋地区の住民が各区に呼びかけ普及センターと協力し、耕作放棄地を活用した生姜の生産を実施。作付面積も拡大している。
開発したのは、手軽に食べられる加工品として、シロップ、ジャム、生姜粉など5品。クラブのメンバーが加工作業を行う。辛味が特徴のショウガをバリエーション豊かに仕上げた商品は、道の駅をはじめ、直売店での売行きもよく、健康志向も追い風となり好評だ。

中筋地区コミュニティセンター(コミュニティなかすじ)
開館時間:9.00〜17.00
火曜日休館日
〒668-0844
兵庫県豊岡市土渕281-1
TEL:0796-23-3746